いつも偉そうにしている課長…
突然、怒り出す上司…
あなたの周りの上司はどうだろうか?
彼らが偉そうにしているのは、
常に心のどこかに不安を抱えているからである。
周りからスゴイと思われたいという承認欲求が強い。
でも、実際には自分が望むような評価が得られていない。
だから、偉く見せることで自分の気持ちを保っているのである。
また、普段は温厚なのに、突然怒り出す困った上司もいる。
彼らもまた、自分が本当は評価されていないのではないかと、
自信が持てないのである。
普段は、不安を押し隠して平静に振る舞っているが、
気持ちに余裕がない。
だから、
自分が否定された…
人から攻撃されている…
と感じたときに、無意識に自己防衛心が働く。
心の中の不安が爆発して、感情の高ぶりを抑えきれなくなるのである。
そんな上司とは、どう付き合えばいいのだろうか。
効果的なのは、
仕事の基本である「ホウレンソウ」(報告・連絡・相談)の徹底である。
若手から中堅となり、経験を重ねて実力も身についた人ほど、
上司に甘えず、難しい仕事でも自分で判断したいと考えることが多くなる。
上司から見れば、自分が尊重されていないと感じる。
進捗状況をマメに報告・連絡・相談をすることで、
「私はあなたを信頼しています」
ということを、上司に示すことができる。
「ホウレンソウ」には、上司の心のケアをするという意味もあるのだ。