ビジネスの世界では、人間関係ができれば全てうまくいくわけではない。
端的に分かりやすく伝える力も大切である。
多忙な相手と効果的なコミュニケーションを成立させるには、
「結論から話す」ことが必要である。
結論から伝えるためのスキルである「PERP法」をご紹介する。
PERP法とは、話す順序の頭文字である。
1.POINT:結論
2.REASON:理由
3.EXAMPLE:具体例
4.POINT:結論強調
1.結論を述べる
結論から言いますと…
今日は、報告を2つします…
この言葉から話し始めることを意識して、続けてみよう。
思考が結論話法に慣れてくるはずだ。
相手は、結論が先に分かると、
次に話す理由や具体例などを聞こうという姿勢になる。
複数の話題がある場合は、話題がいくつあるのかを先に言うことも
必要である。
2.簡潔に理由を話す
理由は、3つあります…
なぜならば、~だからです…
まとまりのない指示や報告は、相手を不快にさせてしまう。
また、誤解を生みやすい。
相手に明確に伝えるには、まず全体像から話すことが大切である。
3.具体的に話す
例えば~という事実があります…
理由の根拠となる具体例を示す。
できれば定量的なデータで根拠を示したい。
4.最初の結論
よって、~の結論なります…
以上の事実から~となります…
最後にもう一度、最初の結論を聞き手に印象づける。
PREP法は、結論からその理由、その理由の具体例と進む。
聞き手にとっては、
結論、理由、裏付けとなる根拠と、話がかみくだかれていく形になるので、
非常にわかりやすい展開になる。
相手に自分の意思を伝える有効な方法である。