人は、モチベーションが下がってくると、
なかなか行動にうつすことができない。
こんなときは、
「モチベーション→行動」ではなく、
「行動→モチベーション」と、考えてみよう。
行動しているうちにモチベーションが上がってくる、
ということは結構多いものだ。
例えば、
気になってはいたものの、面倒くさくて放っておいた顧客リストの整理。
重い腰を上げてやり始めたら、
だんだん集中できて、一気にやりとげることができた。
このようなことは、きっと誰もが経験があるはず。
なにごともスタートするときに、最もパワーが必要になる。
やる気が出ず、行動に移すことができないのなら、
まずは、アレコレ考えずにやってみることが有効な手段になる。
「まずやってみる」ために、「5分間だけは集中してやってみる」という方法がよい。
5分間だけは、ひとまず他のことに気を取られないようにがんばってみる。
5分間だけなら、モチベーションが下がっていても何とかがんばれるはず。
このとき、ストップウォッチで時間を計ることがポイントである。
「5分だけなら割り切ってやってみるか」
と思えるようにする。
もし5分間集中してみて、どうしてもモチベーションが上がらなければ、
その作業は、いったんやめておいたほうがよい。
これ以上無理してやろうとしても、今は難しい可能性が高い。
無理にやろうとしても、無駄なエネルギーを消耗するだけになってしまう。
この方法は、
最もスイッチの入りにくい最初の5分間を強制的に集中することで、
勢いをつけていこうという作戦である。
やる気スイッチとして、ぜひ試してみてほしい。