同じ内容を話しても、
話し方によって、相手の印象はずいぶん異なる。
相手に好感をもってもらえる話し方をするためには、
次のようなポイントがある。
1.明るくはっきりと話す
話すときに、声が口の中にこもってしまっている人が意外と多い。
声の大きさも十分とは言えない。
はっきりした声を出すには、
背筋を伸ばし、口をよく開いて話さなければならない。
声の大きさは、相手に聞こえる程度で十分。
でも、相手に聞こえなけれぱ、ただの独り言である。
普段より少し大きめの声を出すぐらいの感覚がちょうどよい。
明るい声を出そうと意識するのではなく、
笑顔をつくることを心がけてほしい。
表情が明るければ、自然と明るい声が出てくるようになる。
2.否定型ではなく肯定形で話す
「できません」「知りません」と答えるのではなく、
「~ならば、できます」
「~までは、お伝えできます」
という言い方を心がけたい。
「できないです」「わかりません」「ありません」などの
否定形の言葉では、相手を拒絶する印象が強い。
肯定形で話すことで、相手に与える印象が格段に良くなる。
3.命令形ではなく依頼形で話す
お願いをするときは、
「~していただけますか」
という依頼形で言いたい。
特に、お客様に対しては、「~してください」
という言い方はできるだけ避けたい。
命令ロ調に聞こえるような言い方をせず、依頼する形で話すことで、
相手の受ける印象も大きく変わる。
相手もやってあげよう、という気になる。
リスペクトを忘れず、常に相手への配慮を考えながら話すことで、
より気持ちは伝わりやすくなる。