人に好かれるようになるための基本原則は2つある。
1.相手に興味をもつ
相手に好意を持てば、自然に興味がわいてくる。
すると、相手が関心のあることや良くないことも見えてくる。
相手にも「好き」という感情が伝わって、
相手のこちらに対する印象も変わってくる。
人は好意ある施しを受けたり、親切にしてもらったときは、
それ以上の好意や親切をもってお返ししたいと思う。
これは、「好意の返報性」と呼ばれる。
気持ちをきちんと伝えるスキルを持っていれば、
「好意」を、誤解なく相手に伝えることができる。
2.自分を好きになる
自分自身を価値ある人間だと感じることを「自尊感情」という。
すなわち、
自分の価値がどれぐらいあるのか、
自分の能力がどれだけ高いのか、
ということを自分で判断できることである。
自尊感情の高い人は、
相手を見るとき、「長所から見る」という傾向がある。
相手からほめられたり、けなされたりしても、
それほど感情が左右されない。
相手の良いところから見ていくことができるので、
いろいろなタイプの人と付き合うことができる。
自尊感情が低い人は、
どうしても、相手の欠点から見ていきがちになってしまう。
ほめられると、その相手が良い人に思え、
けなされると攻撃的になったり、落ち込んでしまう。
自己評価ができていないから、
他人の評価に、自分の気持ちが流され、過剰反応してしまうのである。
感情的に不安定であれば、交友関係も限定されてしまう。
相手に好かれるためには、
相手に興味を持って、自分もそう悪くないと自信を持つこと。
好かれてしまえば、仕事の9割はうまくいったも同然である。