自尊感情とは、
自分自身を好きだと感じ、自分を大切に思うことができ、
自分は価値ある人間だ、と感じる感覚である。
たとえ能力や外見が同じでも、
自尊感情の度合によって、考えかたや行動が大きく影響される。
高い自尊感情をもっている人は、
なにごとに対しても積極的に取り組むことができる。
経験をたくさん積み重ねていくことで、さらに自信がつく。
自尊感情が高いことは、威張っていることではない。
自分の欠点を認めつつも、自分を受け入れ、
人に対しても優しく、前向きに生きている人である。
その結果、仕事の業績が上がり、
自分を大切にするとともに、人への思いやりを持てるのである。
逆に、自尊感情が低い人は、
人間関係を避けたり、チャレンジ精神を発揮できない。
結果的に、成績や業績が下がって、
いじけたり、やけになったりしてしまう。
自尊感情を高めるための7つの方法をご紹介する。
1.自分が好きなことする
誰でも何か好きなことがあるはず。
まず、自分が好きなことやってみることである。
2.他の人に親切にする
他人を助けてあげたり、親切にすることで、
温かく、良い気分になる。
そして、他人から感謝されることで、
独りよがりではないバランスの良いセルフイメージとなり、
自尊心を高めることにつながる。
3.自分の長所を知る
長所や強みが無い人はいない。
ふだん何気なくうまくできていることを活用すると、
自分が価値ある存在であることに気づくことができる。
自分の中にある、すばらしいものを実行してみる。
得意なものをしっかり鍛えて、更に強いものにしたい。
4.行動を習慣化する
1日少しの時間でいいので習慣にすることをやってみる。
例えば、
毎日、寝る前に15分だけ日記を書く…
起きたら、15分散歩する…
1日5分だけ部屋を掃除する…
身の回りの簡単なことでいいので、継続して続けてみる。
続けることで、自信が生まれ、自分を信じることができるようになる。
5. ほめ言葉を受け取る
相手からほめられると、つい謙遜してしまいがちである。
でも、自分を見て、評価してくれているのだから、
自分もそれを認めて、率直に受け入れたい。
それが自分の価値に気づき、自尊心を高めることにつながる。
6.小さい成功体験を重ねる
コツコツ努力して、小さな成功体験を積み上げていくと、
自信がついてくる。
すると、徐々に自分が大切な存在であることを認められるようになり、
確かな自信をつくることができる。
7. 昨日の自分と今日の自分を比べる
昨日の自分と今日の自分を比べてみる。
少しでも良くなっていたのであれば、すばらしいことである。
もし何も変わっていなかったら、もう少し頑張る。
自尊感情は、自らの行動や能力に大きな影響を与える。
自分を見る目が変われば、世界が変わる。
今の自分に気づいて、ポジティブな部分を見つけ出し、
少しずつでも、自尊感情を高める努力を続けていきたい。