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自己決定感を持たせる

仕事の成果を決めるのは、能力とモチベーション。

特に能力の差が大きくない若手の場合は、成果はモチベーションに大きく左右される。

仕事で成果を出すのが楽しい、
信頼されている、
自分は成長している、
と感じることができれば、メンバーのモチベーションは高まる。

リーダーは、組織として行うべき仕事を分割し、一人ひとりのメンバーに割り当てる。
これを適切に行うことで、メンバーのやる気を引き出す。

適切に行うとは、やりたいメンバーにやってもらうということである。

仕事を割り当てるということは、ネンバー側からすれば、
仕事を与えられる、
ということで、どうしてもやらされ感が生じる。

だから、自分が担当したいというメンバーに任せる。

場合によっては、あらかじめ、内々で動機づけして、やりたいと言わせるように仕向けることも必要。

メンバーが、最終的にやりたいと口に出してしまえば、メンバーのやる気に火をつけることができる。

仮に失敗しても、他人のせいにするのではなく、もともと自分で決めたことだと前向きに受け止めることができる。
そして、今後の成長につなげることができるはずだ。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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