優秀な人とそうでない人の差は、
持っている知識、経験やスキルの差よりも、
「考える」ことができるかどうかの差から生まる。
我々は、日常生活や職場で、
いろいろなことを考えているはずである。
でも、「考える」質と量は意外と浅く、
低いレベルにとどまっているのではないだろうか。
例えば、
少し考えて、何らかの答えが見つかると、
そこで考えることを止めてしまう。
世間の常識や過去の成功体験を鵜呑みにしてしまい、
新しい発想の機会を閉じてしまっていないだろうか。
経営の神様、松下幸之助氏は、
「考えて、考えて、考え抜けば、天から答えが降りてくる」
と、説いている。
すなわち、
「考え抜けば答えが見つかる」という固い信念を持つ…
どうすれば…
何をやれば…
と自問自答し続けることが大切だということである。
京セラとKDDIの創業者、稲盛和夫氏は、
「すさまじく思う」
ことが大切だと話す。
ばくぜんと、
「そうできればいいな」と思うようなレベルではなく、
寝ても覚めてもずっと思いつづけて考え抜く…
頭のてっぺんからつま先まで全身をその思いでいっぱいにして、
切れば血の代わりに「思い」が流れる…
それほどまでひたむきに、強く一筋に思うこと、
そのことが、物事を成就させる原動力となる…
と、いうことである。
考えに、考え抜いて、出てきた結論は、
実行しなければ意味がない。
考えたことが正しいかどうかは、
実行することでしか、証明できないから。
考え抜いて、それを実行し続けることが、
成長の原動力となるのである。