過去の成功体験をベースに、
深く考えずに即断即決で結論を出してしまう。
変化の激しい昨今では、
必ずしも正しい答えを出せるとは限らない。
過去の経験を生かすためにも、時代の変化に合わせて、
上司、メンバーが、共に徹底的に考え抜くことが必要である。
上司が自らの成功体験をもとに、すぐに結論を出してしまうと、
メンバーは、考えることを止めて、
上司の言ったとおりに動いてしまう。
結果的に、メンバーの「考える力」を奪ってしまうことになる。
でも、逆に上司が自分の意見を何も言わないと、
物事が進まなくなる。
大切なのは、上司がメンバーに対して、
メンバーが決める範囲、
責任の所在、
を明確に伝えることが大切である。
たとえば、
あなたに任せた以上は、もし失敗しても、責任は私がとる、
ただし、なぜ失敗したのかを深く考え、報告する責任がある、
といった具合である。
上司は、結果の成否についての責任を負う、
メンバー自身が決めるという行為には、責任が伴う、
ということに、メンバーが納得するように伝えることが大切である。
リーダーとメンバーが共に考える習慣がしっかり定着すれば、
組織はは確実に進化していくはずだ。