やらなけばいけないのに、どうしてもやる気が出ない。
手を付けられないまま、先延ばしにしている仕事はないだろうか。
そんなときに、あなたを確実に動かす3つの方法を紹介する。
1.損失に焦点をあてる(予防焦点)
あらゆる活動の目的は、促進焦点と予防焦点の2つの観点で捉えることができる。
促進焦点とは、「現在よりもよい状態になること」に焦点をあてることだ。
この仕事をやりきれば、上司に褒めてもらえる、という考え方である。
予防焦点とは、「すでに手に入れたものを失わない」という損失に焦点を合わせること。
この仕事をやりきれば、自分評価を下げることはない、上司に叱られない、と考える。
もし、あなたが、失敗を恐れて先伸ばしにしている場合は、損失に焦点に当ててみよう。
損失を防ぐことの焦点を当てれば、とにかくすぐ行動すべきであることがわかる。
失敗への不安が大きいほど、一刻も早く逃れたいものだ。
不安を乗り越えるためには、何もしなかった場合のひどい結末を想像し、そうならないように行動を起こす、のである。
2.気分や感情は無視する
気分が乗らないので、先伸ばしにしている場合、
気分など必要ない、行動を止めるものは何もない、
と考えよう。
数多くの作品を残している芸術家は、仕事をルーチン化している。
どんなに気分が乗らなくても、毎日一定時間を必ず作業に当てるよう自分に課している。
あるアーティストは言う。
インスピレーションが必要なのはアマチュアだ、
プロは、ただ仕事場へ行って仕事をするだけ。
3.条件付けによる計画をたてる
難しいことや不愉快なことを実行することをためらっている場合、意志力に頼るだけでは限界がある。
「条件付けによる計画」とは、やるべき行動について、いつ、どこでするのかまで綿密に決めることである。
やるべきことを前もって厳密に決めておけば、その時になって迷う必要がなくなる。
私たちが迷って、意志力を使うべきなのは、最後に難しい決断をするときである。
条件付けによる計画により、目標達成の確率と生産性が大幅に向上した、という研究結果が報告されている。
あなたが、やる気が出ないとき、これらの「自分を動かす3つの方法」をぜひ試してみよう。