世の中には、「やって当たり前」といわれることがたくさんある。
当たり前は、人それぞれ違う。
その当たり前のことを普通にこなすことはすごく難しい。
たとえば、
新入社員のときに、当たり前のこととして、
「毎日挨拶をする」ことを教えられる。
簡単なことではあるが、
これを毎日休みなく続けることができる人は、
いったいどれくらいいるだろうか。
机の上や周りを整理する…
受けたメールはすぐに返答する…
電話は3回鳴るまでに取る…
仕事中に私用をしない…
当たり前のことをずっと続けることは、実はすごく難しい。
野球界のスーパースター、マーリンズのイチローは、
「小さいことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただひとつの道」
という素晴らしい言葉を残している。
誰よりも先に球場に入る…
毎日最善の準備を欠かさない…
バットやグローブを大切にする…
小さいことを小学生からずっと愚直に積み重ねて、
世界のトップに立ったのが、イチローである。
実績を積み重ねることで、とんでもないところへイチローは行った。
それは、誰にでもできる簡単で小さなことを積み重ねてきた結果である。
当たり前のことを
毎日毎日、気を抜かずに積み重ねることはとても難しい。
でも、何かを成し遂げるためには、小さな一つ一つの積み重ねが大事である。
積み重ねてきたことの自信が、強い精神力となり、
いま自分にある能力をしっかり出せる状態をつくることができるのだ。