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自分で無意識に設けた限界を突破する

これが当たり前…
こんなものだろう…

というのは、自分の常識や思い込みにすぎない。

そんな思い込みを突破するために有効なのが、「限界突破思考」である。

限界突破とは、
とことんまで自分を追いつめ、持てる能力の限界までがんばる、
ということだけではない。

実は、自分の「限界」は、身近にたくさん転がっている。

あなたが常識だと思っていること…
こんなもんでいいだろう…

と、自分であきらめているのが、「限界」なのである。

あなたが新入社員の時、
3年先輩が、たくさんの案件を持ち、周囲に的確な指示をしている。
バリバリと仕事をこなしていく姿を見て、
自分には、とてもあんなふうにはできないな…
と思う。

でも3年経つと、自分もいつの間にか、
同じようにできるようになっているはずだ。

限界は、自分で設定しているのである。

こんな自分の行動を変えるきっかけとなるために、
「週に1日、何にでもYesという日をつくる」
という方法がある。

いつの避けていた会議の司会を「やります」とかって出る…
苦手な先輩との飲み会に、「行きます」という…

「Yes」と言ってから、
どうやってうまくできるか、楽しくするかを考えればよい。

これまで避けてきたことをうまくやるために、あれこれ考える。
自分の好みや枠から外れた行動をとってみることで、
それだけで、世界が大きく広がっていく。

今まで避けていたことができるようになれば、
自分では、考えてもみなかった一歩を踏み出すことができる。

それを達成したときの喜びやプロセスが、
仕事や人生において、限界をはねのけるのに役立つはずだ。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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