「成長体験」をノートやパソコンに記録していくことで、自分を認められるようになる。
自信を持てる環境を、自分でつくりあげることができる。
気持ちが落ちてきたときの救いにもなる。
「本当の自信を手に入れる9つのステップ」に著者で、精神科医である水島広子さんは、
自信を「DOの自信」と「BEの自信」に分けて定義している。
「DOの自信」とは、成果が上がり評価を得ることから感じる自信である。
「この仕事には自信がある」
「どんな環境でも成果をあげられる」
「人脈の多さには自信がある」
成果と評価を維持するためには、走り続けなければならない。
「もっとがんばらないと」「もっと成果を上げないと」という気持ちがとまらなくなる。
常に自分を「きちんとできているか」と評価し、成果を気にしてしまう。
ただし、環境の変化により、「DOの自信」は変化してしまう。
「仕事がうまくいかなくなる」
「職場が変わって、成果があげられない」
「信用を失い、人が離れていく」
こうなれば、「DOの自信」も無くなってしまう。
「BEの自信」は、自分に対する肯定感や安心感である。
成果とは関係なく、そういうことを大切にして生きている、
という生きる姿勢そのものである。
「自分はこうありたい」
「できるだけ~したい」
だから、基本的に折れない。
自分が「こうありたい」という存在から得られる自信が「BEの自信」。
だから、他人と比較することもない。
「できるだけ〜したい」という思いは、自分が大切にしたい方向を示している。
できるかできないかは別。
他者に左右されない「自分はこれでいいんだ」という自信である。
見失ったらまた取り戻せばいい
こうありたいという「BEの自信」に支えられた、行動による「DOの自信」が、
「折れない自信」である。
誰でも、自信が無くなったり、モチベーションが下がるときがある。
そんなとき、これまでの自分を振り返り、「自信」を持てるようになるために、
「成功体験」よりも「成長体験」を書き出してみよう。