自分を変えたいと思っても、なかなか簡単に変えることはできない。
自分を変えるために、目標を立ててみたり、新たな決心をしてみたり、
友達に相談してみたりしたこともあるだろう。
でも、劇的に変えることが出来たという経験を持っている人は、少ないのではないだろうか。
経営コンサルタントの大前研一さんは、「時間とムダの科学」という著書本の中で、
人間が変わるためには、3つのことをやるしかないと言っている。
1.時間配分を変える
時間は、誰にでも平等に24時間ある。
睡眠時間と食事その他の時間を除くと有効に使えるのは12時間だ。
時間配分を変えるためには、自分がどんなことに時間を使いたいのかを明確にする必要がある。
1年後どうなりたいのかというイメージが必要だ。
自分がこれまでどのような時間の使い方をしてきたかを確かめる良い方法がある。
過去の手帳と、青いペンと赤いペンを用意する。
自分の過去の手帳を見て、自分の人生に有効な時間を青いペンで塗る。
無駄な時間の使い方は赤く塗る。
青いペンで塗ったところが多い人ほど、人生が変わっていくはずだ。
限られた時間を、やりたいこと、やらなくてはならないことに積極的に配分していこう。
2.付き合う人を変える
付き合って一番役立つ相手というのは、自分とはまったく違った発想をする人。
自分の発想力が磨かれるし、自分の論理に間違いがあれば気づく。
違う会社の人や違う業界の人と付き合うのもいい。
とにかく付き合う人を変える。
3.住む場所を変える
住む場所を変えるだけで、随分視点が変わってくる。
いらなくなったものを整理できる。
新たな出会いがある。
気持ちをリフレッシュできる。
変わりたいと思っていても、ほとんどの人が変わることが出来ない。
自分を変えるためには、この3つを変えていくしかない。
この3つを変えることができなければ、変わらないのである。
あなたの10年後を想像してみてほしい。
10年後の自分が、今日一日と同じだったらどうだろうか?
きっと嫌なはず。
誰でも、今日より10年後の方が豊かな毎日を過ごしていたいと思っているはすだ。
今、何も行動を起こさなければ、きっと10年後も今とさほど変わらないだろう。
今行動を起こせば、10年後はきっと、今と大きく違う自分になれる。