パワートレインの基礎から最新技術までを学ぶ
最近の燃費改善技術やエンジン高熱効率化技術と対応するパワートレイン制御システム・構成部品の特徴、技術動向を習得できます。
研修対象 | 経営幹部、管理者、中堅、若手 |
日数 | 1日(6時間) |
人数 | 4名~ |
プログラム
1.グローバルな排出ガス・燃費規制の動向
- 欧米、日本、新興国の各地域別の排出ガス・燃費規制の最新動向
-パリ協定で批准された地球温暖化対策に関連する温室効果ガスやCO2規制、PM2.5問題などの大気汚染に繋がる自動車の排気ガス規制の動向
2.ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンの概要
- ガソリン、ディーゼルエンジンの基礎と特徴
-ガソリンエンジン・ディーゼルエンジンの概要
-エンジンの構造、特徴、出力向上技術
3.省燃費技術、熱効率向上技術の最新技術
- 高熱効率化や燃費低減技術動向
-重要なキーテクノロジーである高熱効率化や燃費低減技術についての最近の注目技術 - 将来のパワートレインシステム電動化技術
-自動車メーカーの動向を踏まえた、更なる省燃費技術であるパワートレイン電動化システムの将来動向
4.排ガス対策技術の最新技術
- ガソリン・ディーゼルエンジンの排ガス対策技術
-各国の排ガス規制をクリアするためのガソリン、ディーゼルエンジンの対策システム及び主な対策技術
5.エンジン制御システム・構成部品の最新技術
- 省燃費・排ガス対策のためのエンジン制御システム・構成部品の最新技術
-省燃費・排ガス対策に関係するエンジン制御関係のシステムや構成製品の特徴や最新技術動向
-エンジン⇔制御システム⇔構成製品との関係
ねらい
自動車用パワートレイン製品に関係する戦略や設計、製造の仕事に携わっている方々を対象として、省燃費規制や排ガス規制の最新動向、最新技術動向を解説します。
また、その技術に関係するパワートレイン制御システムや関係製品の最新技術等を紹介します。
この研修で学ぶことにより、今後の事業戦略や新製品開発の検討、関係する自動車メーカー様やシステム関係者様との業務に役立てて頂けることを期待しています。
期待する成果
- 最近注目されている燃費改善技術やエンジンの高熱効率化技術の動向や特徴、課題を体系的に理解できます。
- グローバル展開が進んでいるエンジンのダウンサイジングターボ過給、今後の省燃費・排ガス対策として注目されるHCCI(予混合圧縮着火)可変圧縮比等の新しい技術動向や各技術の特徴が学べます。
- 最新技術に対応するパワートレイン制御システム・構成部品のしくみと特徴、技術動向等を習得できます。
特徴
- 専門的な知識をお持ちでない方でも、自動車用パワートレインの最新技術動向を理解し、業務に活かせるように、基礎からわかりやすく解説します。
講師紹介
K&Kテクノリサーチ
代表(イントランス トレーナー)
加藤 克司 Katsushi Kato
国立金沢大学卒業後、日本電装株式会社(現在のデンソー)に国内外の多くのカーメーカー向けパワートレイン制御システムの開発責任者、新興国向け製品開発プロジェクトリーダー、タイの初代テクニカルセンター長を歴任。退任後、これまでの豊富な経験と知見を活かし、講演、研修で活躍している。