ユーザー視点での適正品質の製品づくり
実際に講師がものづくりの現場で推進したコストダウンプロジェクトをベースにして、現場で実践できるように指南します。革新的なコストダウン活動をするためには、ユーザーの視点で過剰な品質を見直し、地域に合った「適正品質」をつくり込むと共に「原価を構成する全費目にメス」を入れる必要があります。そのためには「仕事のやり方・意識改革」が必要であることを理解し、実践できるように指導します。
研修対象 | 経営幹部、管理者、中堅 |
日数 | 1日(6時間) |
人数 | 4名~ |
プログラム
1.コストダウンプロジェクト 「DP-EM活動」とは
- 社内の意識改革の必要性
- チャレンジングな目標設定で構造改革を実現
【演習】チャレンジングな目標への取り組み
【演習】イノベーションを起こす組織とは
【演習】メンバーをやる気にさせるためには
2.コストダウンプロジェクト活動の考え方~3つの柱と8つの革新
- 仕事のやり方・意識改革
①組織別活動⇒大部屋活動で即断即決
②過去との比較⇒外との比較
③過去の経験⇒聖域なし、ルールも見直し - 原価低減活動の変革
④使われ方から見た設計原価低減
⑤設計原価中心の低減⇒全費目の低減活動
⑥アプローチ方法を変える - 原価企画・管理の変革
⑦積上げ目標値⇒あるべき目標値
⑧年1回⇒リアルタイムで全員が原価把握
【演習】大部屋活動を進めるポイントは
【演習】トップの支援を得るためには
3.適正な品質とは
- ユーザー視点で判断する
- 低コストをつくるのも技術
4.適地適品づくり
- ベンチマークを変える
- 使われ方を知る
- 安い部材を使い切る
- 製品ライフサイクルで品質確保
- 仕組みをつくる
5.活動の展開と定着
- 成果の見える化
- 活動を定着させるための手法
6.DP-EM活動で得たこと
- 革新的コストダウンプロジェクトを進める心得
ねらい
コストダウンは、企業の収益改善の重要な手段であり、将来の成長に向けた最重要課題です。しかし、従来の延長線での活動に留まり、「ムダを省こう」「コストを削減しよう」と単なるスローガンを唱えるだけで終わってしまっていないでしょうか?
この研修では、実際に講師がものづくりの現場で推進したコストダウンプロジェクトをベースにして、現場で実践できるように指南します。
革新的なコストダウン活動をするためには、ユーザーの視点で過剰な品質を見直し、地域に合った「適正品質」をつくり込むと共に「原価を構成する全費目にメス」を入れる必要があります。
そのためには「仕事のやり方・意識改革」が必要であることを理解し、実践できるように指導します。
期待する成果
- トップから実務担当者が全ての情報を共有し、開発から販売まで一気通貫で活動する重要性が理解できます。
- 従来の活動では達成できない挑戦的な目標設定により、新たな発想・切り口を生み出すことがわかります。
- 「過去との比較」から「世間との比較」により、本当にやらなければならないことが見えることを理解します。
- 大部屋活動(機能別横断的活動)において、ムダなく効果的な進め方を習得できます。
- プロジェクトリーダーが、会社トップの早い意思決定を促し、求心力を高める環境を作る方法を学べます。
特徴
- プロジェクトを実践して成果を上げた手法をベースに、コストダウンプロジェクト活動を成功させるためのポイントを豊富な実例を交えて、わかりやすく解説します。