不具合再発防止の決め手
なぜなぜ分析研修では、問題の真因追求と対策の過程を演習することで、「なぜなぜ分析」を体得します。仕組みの不具合を究明して、不具合の発生防止と流出防止ができるようになります。
研修対象 | 開発・設計・品質保証・製造部門の管理者、リーダー、技術者 |
日数 | 1日(6時間)/2日コースあり |
人数 | 4名~ |
研修プログラム例
研修は、プログラムに合わせて自由にカスタマイズ可能です。またオンラインでの研修も承っております。
1.なぜなぜ分析が必要な理由
- なぜなぜ分析が必要な背景
-ベビーカー事故概要
-事故原因
-対策 - なぜなぜ分析とは
2.なぜなぜ分析とその手順
- チャレンジャー号爆発事故の事例認識
-チャレンジャー号爆発事故概要
-通常時のチャレンジャー号打ち上げ
-爆発事故時の打ち上げ
-時系列事象 - なぜなぜ分析の実施手順
-直接原因の把握
-時系列事象関連図の作成
-問題点の抽出
-真因究明「5なぜ」
-対策案の列挙
-対策の決定
-対策の実施
3.なぜなぜ分析演習
- なぜなぜ分析演習
- 発表&討議
4.まとめ
ねらい
「なぜなぜ分析」を一言でいえば、不具合の再発防止の決め手です。
不具合の表面的な原因(直接原因)のみを処置しても、その根本にある仕組みの不備が放置されたままでは、同様の不具合や形を変えた不具合が別の製品や別の工程で再発します。
「なぜなぜ分析」は、この根本にある仕組みの不備を明確にして真因究明と対策をする方法です。
この研修では、「なぜなぜ分析」によって仕組みの不具合を究明し、不具合の発生防止と流出防止ができるスキルを身に付けることを狙いとしています。
期待する成果
- なぜなぜ分析の進め方を体得できます。
- 仕組みの不備に気付きを与える「時系列事象関連図」の記載方法を体得できます。
- 仕組みの不備の原因を究明する「5なぜ」を体得できます。
- 仕組みの不具合を究明して発生防止と流出防止ができるようになります。
特徴
- Step1.なぜなぜ分析の手法を講義で学んで頂きます。
- Step2.なぜなぜ分析の事例でさらに知識を深めて頂きます。
- Step3.なぜなぜ分析の演習で、仕組みの不具合究明と仕組み改善を体得して頂きます。
講師紹介
岐阜大学 工学部 非常勤講師
(イントランス トレーナー)
皆川 一二 Kazuji Minagawa
日本電装(現㈱デンソー)入社、車載システムと製品開発設計での豊富な経験を持つ。その後、㈱デンソーテクノにて設計部長を経て、品質教育企画及び社内品質教育講師、トヨタSQCアドバイザを歴任。現在は、岐阜大学にて品質関係の非常勤講師。日本機械学会、日本自動車技術会、品質管理学会、品質工学会に所属。豊富な実務経験に基づいたセミナーは大好評。