目標を達成できる人は、「PDCA」を回せる人だといわれる。
でも、一人で回し続けようとしても、
途中で挫折してしまうことが多い。
そのため、人との関係性をうまく活用して、
CとAの間に「F(フィードバック)」を入れることが有効である。
人の成長には、3つの領域がある。
(1)行動が変わる:継続する力の成長
(2)思考が変わる:心の成長
(3)関係性が変わる:人との関わり合いの成長
「PDCFA」サイクルは、この考え方に基づいている。
1.P:目標設定(目標を立てて行動を計画する)
目標設定とは、
期限と数値目標などの明確な判断基準で、目標を表現することである。
2.D:行動実践(行動を続ける)
行動実践とは、
具体的な行動を開始して、続けることである。
継続のためには、「行動習慣」スキルを習得することがポイントとなる。
3.C:内省(行動を振り返る)
内省とは、
自分の行動を深く振り返ることである。
例えば、
週に1度、前の週の行動について自己分析を行う。
それが、自分を客観視する力がつき、気づきや成長につながる。
4.F:吸収(フィードバックを取り入れる)
吸収とは、
他者からのフィードバック(問いかけ)を取り入れることである。
行動や思考に対する「問いかけ」を相互に行うことが重要である。
チーム活動の価値は、
メンバーがお互いに関わり合うことができるところにある。
他者にフィードバックすることは、
相手に対してだけでなく、自分へのセルフ・フィードバックにもなる。
5.A:行動変容(行動を改善する)
行動変容とは、行動習慣を改善することである。
内省や吸収で気づいても、行動を変えなければ成果につながらない。
もし行動が継続できていないなら、行動を変えてみる。
目標達成するために、行動を継続できるものに変えることは、
決してレベルダウンではなく、レベルアップである。
他者の意見や視点を取り入れて、行動に活かす「F」を加えて、
ぜひ「PDCFA」サイクルを回してみよう。