問題とは、「あるべき姿(目標)と現状とのギャップ」である。
今年度の売上目標10億円の会社が、
現時点で7億円しか達成できていない場合、
目標に対して、「3億円足らない」という状態であり、
そのギャップが問題ということになる。
でも、7億円達成した時点で、「10億円なんて無理だ」と考え、
3億円のギャップを埋めることをやめてしまったら、
それは問題ではなくなる。
さらに、もし今期の売上目標が10億円ではなく100億円だったら、
たぶん解決できず、問題とはいえない。
あまりにも高すぎる目標の場合も、問題ではなくなってしまう。
すなわち、問題とは、
あるべき姿と現状とのギャップであり、
解決する意思があり、解決可能なものなのである。
問題解決のためには、3つの要素が必要である。
1.ゼロベース思考
固定観念を持たないで、ゼロベースで物事を考える。
過去の成功体験や失敗体験を引きずらない思考であり、
常識にとらわれず、柔軟に考える姿勢である。
2.コミュニケーション力
社内外を問わず、人と人との意思疎通が必要である。
対面だけでなく、電話・メールによる人とのやりとりや、
感情や情報のやりとりである。
3.問題解決の手順
問題を特定してその発生原因を究明し解決策を練り上げる、
といった問題解決のための一連の手順である。
論理的に、問題、原因、解決策を整理するプロセスといえる。
問題というものは、
「解決しよう!」という意思がなければ、問題とはならない。
その上で、問題解決のために、
3つの要素で、正しい手順を踏んでいく必要がある。