1日24時間という時間は、誰にでも与えられた平等のものである。
でも、その使い方で、得られる価値には差がでる。
タイムマネジメントで最も重要なポイントは、
「時間を何に使うのかを決めることである。
上手に時間を使って最大限の成果を出すためには、
最初に、To Doリストをつくる。
そのポイントは、以下の4つ。
1.やるべきことをすべて書き出す
今抱えている「やるべきこと」をすべて洗い出す。
締め切りや優先順位などは考えない。
仕事、会議への出席などの予定だけでなく、
自分の能力開発や将来の戦略構想など、
やっておいたほうがいいと考えていることもすべて書き出す。
2.優先順位をつける
①「緊急かつ重要なもの」
②「重要だが緊急ではないもの」
③「緊急だが、重要ではないもの」
④「緊急でも重要でもないもの」
という優先順位をつけていく。
「緊急でも重要でもないもの」は、本当にやるべきかを判断する。
「やらなくてもいいもの」を判断する基準は、
本当に、自分がやらなければならないのか、
自分以外ではできないのか、
である。
優先順位をつけたら、締め切りを明確にする。
締め切りのない仕事でも、自分なりの締め切りを設ける。
3.1日のスケジュールを組む
できるだけ優先順位の高いものから終わらせられるように組む。
4.スケジュール通りに実行する
途中で、緊急事態が起こったり、
別の仕事が入ってくることが常に起こる。
そういった時は、もう一度To Doリストに立ち返る。
リストを見ながら、新しく発生したことは、
今すぐ片付けることなのか?
リストに加えて後からやること?
やらなくてもい、断っていいことなのか?
を判断していく。
「できればやりたい」というあいまいな領域をつくらない。
タイムマネジメントは、
効率化を目指した時間管理の方法にとどまらない。
「大切なものを大切にする生き方」でもある。
自分が人生で大切にすることに、より多くの時間を割くことが、
タイムマネジメントにおけるゴールであり、本質である。