仕事の質とスピードは、
仕事の前後に、どう頭を使うかで決まる。
仕事の質が高くてスピードが速い人の7つの行動をご紹介する。
1.全体像を描く
仕事とは、「自分以外の誰か」に価値を与える営みである。
仕事を通して「対価を得る」という成果に結びつかなければならない。
自分の仕事が、どのように成果に結びつくのかを理解するには、
その仕事の全体像を把握することが不可欠である。
全体像とは、
最終成果が何か、
成果を出すためには、どういう要素があるか、
どういうステップと段取りを踏んで、成果につなげられるのか、
どこから手をつけると、最も効果的なのか、
など、すべてのことである。
2.作業に分解して見積もる
仕事は、さまざまな作業によって構成されている。
一つひとつの作業を終わらせていくことで、仕事は達成できる。
どのような作業があるのか分からなければ、
どれだけ進んでいるのか、目的が達成されのたかも判断できない。
分解する際には、大きくても1時間程度の作業にするのがポイント。
作業の大きさではなく、時間の単位でそろえるのがよい。
時間でそろえるために、作業の見積もりが必要。
作業時間の見積もりができれば、仕事の見通しがたつ。
3.優先順位を整理する
仕事には優先順位がある。
重要な仕事、緊急の仕事は先にすべきである。
「重要度」と「緊急度」のラベルをつけて、
「重要であり緊急度の高い仕事」から着手する。
優先順位をつける目的の1つは、
今やることと、次にやるべきことをはっきりさせることでもある。
今やる一つのことに集中できれば、仕事がはかどる。
4.週単位と日毎でスケジューリングする
1週間に自分に与えられた時間は有限であり、
できることは思ったよりも少ない。
月曜日の朝までに、
1週間の過ごし方を、頭の中でシミュレーションして書き出しておきたい。
そして毎朝、1日の過ごし方を決める。
そうすれば、あとはその予定通りに過ごせばよい。
日々の中では、割り込みの仕事や想定外のことも起きる。
それは、1日ごとに修正すればよい。
大切なのは、見通しを立てておくことである。
5.定期的に振り返って改善する
定期的に、自分の仕事のやり方を見直すことが必要である。
「振り返り」は、
チームでやれば、チームの改善につながる。
自分の仕事に対してやれば、仕事の改善につながる。
改善を繰り返すことで、
より大きく重要な仕事にも取り組むことができるようになる。
6.前倒しする
仕事のスピードを上げるには、「Fast」だけでなく「Early」。
できることは全部前倒しすることである。
先のことでも、できることはなるべく早めにやっておく。
優先順位を決めて、集中的に片付けていけば、
少しずつ余裕が出てきて、好循環が生まれてくる。
緊急でないものでも、今日できることは今日やっておこう。
7.一歩先んじる
他人とのやりとりにおいて、
後手に回らないように、周到に準備しておく。
一歩先んじるという意味は、
進むべき方向を人より先に考えておく・・・
調べる情報を先に調べておく・・・
こちらから先に打合せを設定する・・・
などである。
誰かが気づいてアクションを取る前に、
「いつも先に動いている」と思われるようになることである。
仕事において後手に回ることは、
うまみのない条件を受けてしまうリスクが高まる。
仕事のスピードが上がれば、
頭がより働くようになり、仕事の質が高まる。
そうすれば、やる気が出てきて、
実力をしっかり出せるようになるはずだ。