会議を効率化するために必須のスキル
ファシリテーションの目的を理解し、ファシリテーターとして必要な4つのスキル「場のデザイン」「対話の促進」「議論の構造化」「合意形成」を使って、会議を問題解決の強力な武器に変貌させることができます。
研修対象 | 管理者、中堅、若手 |
日数 | 1日(6時間)/2日コースあり |
人数 | 4名~ |
プログラム
1.ファシリテーションとは
- ファシリテーションの目的
- ファシリテーションの4つのスキル
-場のデザイン
-対話の促進
-議論の構造化
-合意の形成
2.場をデザインするための7つのポイント
- 目的を明確にする
- 目的に合わせたゴールを設定する
- アジェンダと資料を一致させて事前に共有する
- 課題と参加者を一致させる
- 会議時間と役割を設定する
- アジェンダに従って時間を計測する
- 議事録を会議と並行して作成する
【演習】ケーススタディ:会議の場をつくる(グループ)
3.対話を促進するコミュニケーション
- 意見・対話を引き出す
- コミュニケーションスキルの活用
-傾聴、質問、伝える、掘り下げる、など
【演習】ケーススタディ:聴く・伝える、意見を掘り下げる(グループ)
4.議論を構造化するスキル
- 議論の全体像を整理して論点を絞り込む。
【演習】ケーススタディ:議論の全体像・論点を整理する(グループ)
5.合意形成のスキル
- コンフリクト・マネジメント
- 合意形成のためのスキル
-調停,独断,多数決
【演習】ケーススタディ:意見の対立、脇道にそれた議論(グループ)
6.シュミレーション会議
【演習】4つのスキルを使った模擬会議(グループ)
7.まとめ
- 振り返り、今後の会議に活かすためのポイント
ねらい
人と人が集まり何かを成し遂げようとする場合、必要な意思決定を円滑に行うために設けられるのが会議です。
専門家が集まり、それぞれが知恵を出し合うことで、問題解決を図ることができます。しかし本来の意図とは逆に、会議が効率や生産性を下げてしまっているケースもあります。無駄な会議が多ければ多いほど、余計な時間とコストがかかり、仕事全体の効率も低下してしまいます。
この研修では、会議を効率よく進めるためのファシリテーション技術を学びます。ファシリテーションの目的を理解し、ファシリテーターとして必要な4つのスキル「場のデザイン」「対話の促進」「議論の構造化」「合意形成」を使って、会議を問題解決の強力な武器に変貌させることができます。
期待する成果
- 会議を参加者の「相互作用が起こる場」にするための環境の整え方を習得します。
- 相互理解を深め、議論を活発にする雰囲気を醸成して、参加者の参加意欲を高めることができます。
- 全体像を構造化し、論点を整理、要約、見える化して、議論を方向づける方法を学ぶことができます。
- コンフリクトを克服し、合意形成して結論を導くためのポイントを習得できます。
特徴
- ファシリテーターとメンバーが模擬会議を実施することで、4つのスキルを理解して使えるようにします。