昨年のラグビーワールドカップでは、日本代表が第1戦の南アフリカに勝利し、 1次リーグで3勝したニュースは大きな反響を呼んだ。
あるテレビ番組で、
日本代表の強化合宿でのトレーニング、エディー・ジョーンズヘッドコーチ(HC)の考え方や
その強化方法が紹介された。
日本代表がここまで強くなった要因は、次のように分析されている。
4年間、強化合宿でかつてないほどの厳しいトレーニングを積んだこと。
フィジカル面、メンタル面で、多くの強化策を実施してきたこと。
ジョーンズHCは、スポーツ心理学者によるメンバーのメンタル強化の必要性を強く感じていた。
日本代表チームは、これまでワールドカップでは全く勝てなかった。
「どうせ今度も勝てないだろう」
「勝てない日本代表にどんな価値があるのか」
「またみじめな敗北感を味わうだけでは」
こんな考え方を持つ選手も少なくなかった。
ジョーンズHCは、選手に自信を持たせたい、
「勝てるんだ」という気持ちを植え付けたいと考えた。
「どうせ俺たちは勝てないんだ」
といったあきらめ感による心理的な呪縛によって、
本来勝てるはずの試合も勝てなくなることがある。
それを乗り越えるには、心理面の強化が不可欠である。
さらに、心技体のバランスの取れた強化、ハードワーク、
選手の自主性やモチベーションの向上・強化が必要になる。
自分たちから、
「変わりたい」「勝ちたい」「トップになりたい」
という気持ちにさせる必要があるのだ。
スポーツも仕事も同じ。
自分のメンタル面についてはどうだろうか。
今一度振り返ってみよう。