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セルフトークで感情をコントロール

自分の行動を振り返ることで、自分の思考のクセを知ることができる。

ポジティブな考えになれなかったのはどんなときだろう?
このとき手本になる人なら、どのような行動をとっただろう?
今後、同じ状況になったときには、どのような行動をとればいいのだろうか?

ポジティブな自分になろうとするならば、何をどのようにすればいいのか、
とるべき行動を整理しておくとよい。

そして、その行動を反復することだ。

自分の思考のクセに気づき、そのクセをポジティブ思考に直したいときには、
「私はこれができる」
「一方でこう考えることも可能だ」
というセルフトークが有効である。

セルフトークとは、意識の乱れを統制しようという試みの一つである。

望んだ行動につながる言葉で、頭の中を一杯にすることで、
ネガティブイメージの暴走を抑え、集中力を高めて成功に近づくことができる。

ネガティブな感情に直面したら、
「大丈夫」
「できる」
「よくなっている」
といったような前向きなセルトークを試みよう。

セルフトークに効果を発揮させるためには、
「なぜ大丈夫なのか」
「なぜできると考えられるか」
「なぜよくなっているといえるのか」
ということをしっかり整理しておく。

ネガティブになりそうな状況のなかでも大きな効果があるはずだ。

ネガティブな感情をうまく処理して行動した経験を積み重ねることで、
耐性と自信がついてくる。

このような行動を重ねることによって、
「ポジティブな自分」
というセルフイメージが確立できるのである。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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