非言語コミュニケーションとは、
言葉以外の手段によるコミュニケーションである。
話し手として、まわりの人に意見を伝えるとき、
言葉を補完する役割がある。
また、相手の状況を理解するのにも有効である。
表情や声のトーンは、無意識に変化を表していることが多い。
代表的な5つの非言語コミュニケーションをご紹介する。
1.表情
穏やかな表情、笑顔やうなずき、視線である。
視線を相手に向けることで、
相手は、「聴いてくれている」と感じることができる。
凝視したり、じろじろ見たりすることは、
逆に相手に威圧感を与えてしまうことがある。
視線をやや下に向けるとよい。
2.声のトーンやリズム
思いを伝えたいときには、
話に間を設ける…
声の強弱をつける…
相手のリズムに合わせる…
などで、言いたいことを強調することができる。
3.姿勢
リラックスした姿勢を保ち、
相手に威圧感を与えないことを心掛ける。
腕組みは、相手の言葉をブロックする印象を与えてしまう。
また、椅子に寄りかかった姿勢は避けるべきである。
4.うなずき・あいづち
うなずき・あいづちは、
相手の話をしっかり聞いている、
ことを動作で伝えることができる。
でも、ワンパターンのうなずきやあいづちは、逆効果。
動作にメ、リハリをつけたり、
「なるほど」「そう」などのさまざまなあいづちを組み合わせるとよい。
5.ボディランゲージ
相手の話の内容に合わせて手や体を動かすこと。
しっかりと話を聞いている…
というメッセージを相手に送ることができる。
非言語コミュニケーションは、
「安心感」や「話しやすい雰囲気」をつくり、
相手との信頼関係を築くことができる。
少し意識するだけでも、
コミュニケーションを円滑にすることができる。