開発目標値決定の決め手
製品の開発を決める方法として有効な「品質機能展開」を習得し、製品企画から目標値設定までができるようになります。
研修対象 | 開発・設計・品質保証・製造部門の管理者、リーダー、技術者 |
日数 | 1日(6時間)/2日コースあり |
人数 | 4名~ |
プログラム
1.なぜ品質機能展開が必要か
- 品質機能展開なくして仕様は決まらない
- 三つの品質と品質機能展開
- 4大未然防止手法
2.新製品開発と品質機能展開
- 「モノ」の品質と「仕事」の品質
- 設計者の良い仕事の品質とは?
- 商品企画・製品企画と品質機能展開
- 新製品開発ステップのポイント
①対象商品企画
➁市場調査
③商品企画
④製品企画
3.品質機能展開とは
- 品質機能展開の起源と目的
- 品質機能展開』の実施手順とそのポイント
①顧客ニーズの収集
➁要求品質展開表の作成
③品質特性展開表の作成
④品質表の作成
⑤開発目標値の設定
4.品質機能展開活用事例
- 事例:音レスフューエルポンプの構想
5.品質機能展開演習
- 世界一鉛筆の品質表作成
①鉛筆の用途を決める
➁要求品質展開表を作成する
③品質特性展開表を作成する
④品質表を作成する
⑤開発目標値を設定する
6.まとめ
- 研修全体の振り返り
ねらい
新製品を企画するために、何をすれば良いでしょうか?
企画した製品の開発目標値は、どのように決めればよいでしょうか?
この研修では、製品の開発を決める方法として有効な「品質機能展開」を習得し、製品企画から目標値設定までができるようになります。
期待する成果
- 品質機能展開の進め方を体得できます。
- 品質表の記載方法を体得できます。
- 品質機能展開によるデザインレビューを体得できます。
- 新システム・新製品に開発おいて、目標値の設定が論理的にできるようになります。
- 新システム・新製品の企画ができるようになります。
特徴
- Step1.品質機能展開の手法を講義で学んで頂きます。
Step2.品質機能展開の事例でさらに知識を深めて頂きます。
Step3.演習で品質機能展開を体得して頂きます。
講師紹介
岐阜大学 工学部 非常勤講師
(イントランス トレーナー)
皆川 一二 Kazuji Minagawa
日本電装(現㈱デンソー)入社、車載システムと製品開発設計での豊富な経験を持つ。その後、㈱デンソーテクノにて設計部長を経て、品質教育企画及び社内品質教育講師、トヨタSQCアドバイザを歴任。現在は、岐阜大学にて品質関係の非常勤講師。日本機械学会、日本自動車技術会、品質管理学会、品質工学会に所属。豊富な実務経験に基づいたセミナーは大好評。