デスク、パソコンの中、自分の部屋など、
どの場所を整理整頓するにしても、基本は同じである。
整理とは、「物を減らすこと」、
整頓とは、「配置すること」という意味。
「整理整頓」とは、物を必要な物と不要な物に分けて、
不要な物を捨てて必要な物を使いやすい場所に置くことである。
整理整頓は、整理→整頓という順番通りに行うことが大切。
まず整理をして物を減らしてから整頓する。
そうでないと片付けは進まない。
整理には、どんな場所や物にも共通して使える4つの基本動作がある。
1.出す
例えば、デスクの引き出しの中を整理整頓する場合、
そこに入っている物を、いったん別の場所に全部出す。
引き出しに物が入ったままの状態で、
物を並べ替えたり、要らない物を間引いたりするやり方はダメ。
全体の物の総量が分からない上、
片付けたのかどうか、成果が目に見えにくい。
いったん全部出してみる。
そうすることで全体を把握することができ、
次の「分ける」動作が、とてもやりすくなる。
2.分ける
目の前にあるものを眺めて、
必要なものとそうでないものに分けていく。
このとき、分ける基準を決めておくことが大切。
この基準があいまいだと、迷いが生じる。
分けるのに時間がかかってしまう。
分ける基準は、「過去一カ月間に使ったかどうか?」。
1ヶ月を振り返ってみて、使わなかった物は「いらない物」と考える。
3.減らす
「分ける」動作で出た「いらない物」は、いったん別のところに置く。
いらないものは、「使う」か「使わない」で、判断して、
「使わない」ものは捨てる。
このとき、「使える」か「使えない」で判断しないこと。
4.しまう
「分ける」動作で「使う物」と決めた物を、
引き出しの元あった場所にいったん戻していく。
しまう場所をあまり細かく考えていると、
時間がかかったり、逆に乱雑になることもある。
最初のうちは整理することだけに集中して、
元あった場所に戻すことから始めよう。
基本動作をマスターしたら、配置の仕方について、
徐々に工夫していく。
いつも快適な環境で効率よく仕事をするには、
整理と整頓をしてきれいになった状態を維持しなければならない。
そのためには、整理整頓を習慣づける必要がある。
整理整頓を習慣にするコツは、「1日15分、1カ所だけ行う」こと。
仕事の効率化のためにも、整理整頓を習慣づけていこう。