セルフトークとは、自分で自分に語りかける言葉という意味である。
不安に襲われたとき、私たちは無意識に言葉を発している。
「このままいけば失敗する」
「良くないことが起こりそうだ」
「まずいことになった」
このようなネガティブな言葉により、知らず知らずのうちに悪いイメージを抱かせる。
そして、よくない結果へ引っ張っていく。
これらの言葉は、無意識に出てくるものであり、止められない。
だが、自分に言葉をかけることで、このイメージを新しいイメージで塗りつぶすことは可能だ。
「大丈夫だ、できる!」
「全ては順調だ、問題ない」
「いま、行動を変えるチャンスだ」
トップアスリートは、試合前に鏡に向かって、自分に言い聞かせるという。
「私は絶対にできる」
「今日も絶好調だ!」
鏡を見て自分に語りかけると、より深い自己暗示がかかるそうだ。
セルフトークをするときのポイントは3つ。
1.ポジティブな言葉遣いをする
口に出すと気持ちが明るくなり、前向きになる言葉を使う。
「OK」
「できる」
「いいね」
「いい感じ」
2.自信が湧き上がる態度をとる
体を動かすことで、心も一緒に動く。
ジェスチャーをつけずに「私はできる!」と言うより、
両手でガッツポーズを作って「私はできる!」と言ってみよう。
気持ちの盛り上がり方が違う。
3.繰り返し言葉に出す
チームスポーツの試合中には、良いプレーをしたチームメンバーに、
「ナイスプレー、ナイスプレー」
と繰り返し声をかけることで印象に残る。
メンバーや周りの人に対してポジティブな言葉を使うことは、
セルフトークとして自分に跳ね返ってくるのだ。
セルフトークをうまく使って、常にポジティブなイメージを作るようにしてみよう。