組織力を強化するために、リーダーが心がけなければならないことは2つある。
第1に、チームの中でメンバーと互いを尊重し、支持する関係を築くこと。
リーダーは、メンバーに対して関心を持たなければならない。
メンバー一人ひとりのことをよく理解する。
その上で、メンバーの存在を認め、活動を支持する。
こうすることで、メンバーは、
自分は組織にとって必要な人材だ、
と感じる。
リーダーからも支持されている、
と感じるようになる。
その結果、メンバーは、チームに対して貢献しようとする意欲が湧くようになる。
メンバーはリーダーを尊重し、その権限を受容するようになる。
第2に、メンバー全員で意思決定をすること。
組織が直面する課題とその対応方法について、メンバー全員で協議する。
そして一つの結論にまとめる。
決定事項は皆で納得したうえで決める。
そうすれば、リーダー、メンバー全員が力を合わせて達成しようというモチベーションが生まれる。
メンバーは、一段高い目標にも挑戦するようになる。
リーダーは、メンバー全員が意思決定に参加できるように指導しなければならない。
皆の意見を集約して、一つにまとめるようにしていく。
その上で、最終的に、リーダーが責任を持って決める。
集団で協議した後でも意見がまとまらないときがある。
でも、期限になれば、リーダーが自分の責任で決めるのだ。