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読み手に響く企画書の書き方

企画書の目的は、
問題解決策を相手に理解させ、具体的に進行させること、
である。

良い企画書には、以下の3つのポイントが織り込まれている。

1.現状の問題点整理
2.あるべき姿
3.その問題点を解決する策

企画書が、必要となった背景には、
現状で何らかの問題があったはずである。

現状とあるべき姿の間のギャップが問題であり、
それを埋めるための解決策が企画である。

企画書は、その企画を通すためのものである。

すなわち、相手に対して、
この企画を通すことで問題解決となる、
ということを理解してもらえる内容でなければならない。

そのため、企画書には6W2Hが網羅されている必要がある。

Why(なぜ):なぜこの企画を実施するのか
What(何を):どんな趣旨の企画なのか
Where(どこに):想定する市場はどこなのか
When(いつ):どのタイミングで実施する企画なのか
Who(誰が):誰がその企画を行うのか
Whom(誰に対して):ターゲットは誰なのか
How to(どうやって):どんな方法なのか
How much(いくらで):いくらで実施できるのか

相手に伝わりやすい企画書を作るためには、
デザインは非常に重要である。

せっかく良い内容の企画書でも、
見づらくて理解できなければ意味がない。

1.フォントはゴシック体

フォントから読み手が受けるイメージはとても大きい。

基本的にプレゼン資料では「ゴシック体」を用いた方がよい。
ゴシック体は縦横の幅がほぼ等しく、
可視性が高いという特徴がある。

おすすめのゴシック体は、以下。

Windowsなら「メイリオ」
Macなら「ヒラギノ角ゴファミリー」

2.色使いにこだわる

色が多すぎる企画書は、安っぽい印象を与えてしまいがち。

色は、3色までに抑えつつ、できるだけ原色を避ける。
白黒で印刷されても見やすいように配慮することも大切である。

3.文字の見やすさに配慮

詰まった文字間や行間は圧迫感を与える…
誤字脱字が多いと信頼感を損ない説得力がなくなる…

見やすさには、十分配慮する必要がある。

企画書は、本来の目的と構成を十分理解し、
相手が見やいように配慮することで、しっかり伝わる。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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