京セラ創業者である稲盛和夫さんによれば、
人生・仕事の結果は、
「能力」「熱意」「考え方」の3要素の掛け算で決まる。
「能力」とは、
知能、運動神経や健康など、持って生まれた資質である。
「熱意」とは、
仕事に対する努力の程度であり、自らが決定できるものである。
「能力」と「熱意」は点数で表せば、それぞれ0点から100点まである。
「考え方」とは、
どのような心構えで仕事に取り組み、人生を送ろうとするのかを指す。
「考え方」には、マイナス100点からプラス100点までの幅がある。
すなわち、マイナスの「考え方」をもっていれば、
「能力」「熱意」が高ければ高いほど、大きなマイナスになってしまう、
ということである。
逆に、プラスの「考え方」を持てば、
人生や仕事の結果は、さらに高いプラスの値となる。
プラスの「考え方」とは、以下のようなものである。
・積極的に向上し、建設的である
・人と一緒に仕事をするのが得意で、協調性がある
・性格が明るく、物事に対して肯定的な態度をとる
・善意に満ちあふれている
・同情心があり、人に親切に接する
・誠実で正直
・謙虚で慎み深い
・勤勉に努力する
・勇気があって、決断をためらわない
・感謝の心がある
・足るを知る心がある
・利他心がある
・自分の欲望を制御することができる
たとえ能力が高く、強い情熱を持っている人でも、
相手に損をさせても自分だけの利益を考える…
嫉妬・ねたみ・憎悪などの否定的な態度…
であれば、その人の人生は大きなマイナスとなる。
逆に前向きで素直な考え方をもつ人は、
成功を収めることができて、すばらしい人生を送れる。
「考え方」は、人生や仕事の結果に決定的な影響を与える。
正しい「考え方」を持つことは、とても大切である。