人生の目標を達成するためには、
現状の自分の能力を知ることが大切である。
自分が今、どの地点にいて、
どの方向にどれくらい進めばよいか、
がわかってはじめて、目的地を目指することができる。
自分の能力がわからない、
すなわち、自分がどこにいるのかがわからない、
という状態では、現在地の書かれていない地図と同じである。
本来、自分は自分のことをよく知っているはず。
でも、正確に直視できているだろうか。
人は、自分が見たくないモノや都合の悪いモノには、
無意識にフタをしてしまって、見えなくしてしまいがちである。
自分一人の頭の中で、自分の能力を知ろうとしても、
なかなか難しいのである。
自分の能力を知るためには、周囲の人と比べてみるのがよい。
能力というのは、周囲の人間との比較によって価値が決まる。
世の中には、
試験、テスト、模擬試験、面接、コンクールなど、
さまざまな機会が設けられている。
自分の能力を知るためには、
このような場に積極的に参加すればよい。
簡単なことなのだが、それを実践しない人は非常に多い。
交通費がムダ…
問題を解くだけなら自宅できるから行く必要はない…
周りの人と比較することはきらい…
まずは自分の個性を磨かなくては…
などの言い訳をして、それらの機会を逃している人は多い。
自分は自分のことが可愛くて仕方ないから、
結果的に、自分の能力を正確には測れなくなってしまう。
世間の目線、他人との比較によって、
はじめて、自分の能力を客観的に評価できるのである。
自分の能力を正しく知ることで自分の行先が見える。
周囲と比べることで、モチベーションが高まる。
自分の能力を知って高めたいと思うならば、
多くの他者と比較し、現在地を確かめることが大切である。