初対面の人と話をする場合、
いつもどうやって話を切り出しているだろうか?
こちらから声をかけた場合、
「こんにちは」
「今日はいい天気ですね」
「どちらにお住まいですか?」
など状況によって、さまざまである。
最初に「こんにちは」と挨拶して、
その後、会話が続かなくて、そのまま終わってしまった…
というケースもあるのではないだろうか。
コミュニケーションをうまく続けていくためには、
挨拶の後、相手との共通項を見つける話をしていくとよい。
共通項を見つけるというのは、
自分と相手の共通しているところを探すことである。
たとえば、
出身地が同じ…
住んでいる街や駅が同じ…
趣味が同じ…
友人や知人が同じ…
同じ経験をしたことがある…
年齢が同じ…
血液型や星座が同じ…
同じ店に行ったことがある…
など。
相手との共通項があると、
その話題で話が弾むので、距離感がグッと縮まる。
距離感が縮まると、
一気に親しみや近づきたいという気持ちをいだくようになる。
共通点は必ずある。
探すためのコツは、抽象化である。
たとえば、
「ご出身はどちらですか?」
「奈良です」
「あっそうなんですか、私は大阪です。同じ関西人ですね!」
出身地の話で、都道府県レベルでは共通点がない。
でも地域レベルに抽象化すると、同じ「関西」という共通点が見つかる。
同じように、
あるミュージシャンが好き→共通のジャンルが好き
旅行が好き→新たな発見、出会いが好き
犬を飼っている→動物が好き
レベルを一段抽象化することで、共通点を見つけ出すことができる。
適切なレべルで抽象化して、共通点を見つけ出せれば、
会話が深まり、コミュニケーションを円滑に進めることができる。
コミュニケーション上手と言われる人は、
これを実行している。
簡単ではあるが、効果は大きい。
ぜひ実践してみて、その効果を確かめてみてほしい。