あなたのビジネスにおける「競合」は、どの会社だろうか。
自分のビジネスをどう定義するのか、
そして自分たちはどこで戦うべきなのか、
ということが明確になっていなければ、この問いかけに答えられない。
たとえば、フィットネスクラブ経営の場合。
「運動したい」ニーズを解決する市場でのプレイヤーと考えると、
競合は、同じフィットネスクラブを運営している他のスポーツクラブである。
また、「痩せたい」というニーズに対応すると考えると、
それを解決するプレイヤーが競合になる。
すると、ダイエット食品や書籍、ダイエット方法、器具などが対象となる。
そもそも、人々が「痩せたい」理由は何だろうか。
たとえば、「キレイになりたい」ということであれば、
その便益を提供するプレイヤー、エステなどの美容関係、が競合だ。
柔軟な姿勢で、自分が戦う領域を想定し、
広く競合を考えてみることが大切である。
本質的に考えなければならないのは、
「自分たちがどういう存在でいたいのか」
「どのようなお客様のニーズに応えたいのか」
ということである。