大きく飛躍するために必要なのは、いきなり壮大なチャレンジを始めることではない。
目の前の一日一日の密度を濃くして、日々積み重ねていくことが大切である。
多くの優秀なビジネスリーダーは、一日の過ごし方における「当たり前の基準」が高い。
こういうことはやって当然
こういう姿勢で取り組んで当然
ここまで深く考えて当然
一つひとつのアクションに対する標準値が高い。
もし、平均的な人が「1」という基準で1日を過ごすのに対して、
ある人は「1.2」の基準で過ごし続けたとする。
1日の差は、わずか0.2であるが、365日積み重ねれば、
それだけでも2ヶ月以上の差がついてしまう。
すなわち、1日の「当たり前の基準」の差は、1年で埋めがたい差を生み出す。
しかし、この「当たり前の基準」というのは、
相対比較によって、徐々に形成されていくものである。
自分だけの力で、適切な基準を作ることは難しい。
だから、「基準を高く設定している人々」の間に自分を置くことが大切になる。
そういう人達の傍にいて、
その人が日々何を考えているのか、
どのような姿勢で取り組んでいるのか、
どのように行動するのか、
それを身近に感じてみるのである。
こんな記事が出ていた。
長い時間をともに過ごしている5人の平均が、今と未来の自分を作っている。
人生の成功は、どんな人と一緒に過ごすかにかかっている、
ということを述べたものである。
私たちの身の回りには、
自分の「当たり前の基準」を高めてくれる人がどれくらいいるだろうか?
その人と、どれくらいの頻度で接することができているだろうか?
人脈は、お互いのWin-Win、ギブアンドテイクの関係の元に築かれる。
どういう人脈の中に自分の身を置くべきなのか、
ということをしっかり考えてみよう。
そして、
自分を高めてくれる環境を選んでいくこと、
良い環境の中にいることができる自分であること、
に努力し続ける必要がある。