頑張ったり我慢したりするときに自制心を働かせるのと同様に、
意思力を消耗している。
リソースは有限なので、
意思決定を繰り返すことは、徐々に意志力を鈍らせていく。
そのため、意思決定の取捨選択は不可欠であるといえる。
FacebookのCEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は、
「なぜ、いつも同じTシャツを着て、同じ格好をしているのか」
という問いかけに対して、次のように答えている。
「できるだけ決断の数を少なくしたい」
「朝食に何を食べるかとか、どんな服を着るか、
とかいう小さい決断は、エネルギーを消費する」
彼は、一日に何十、何百もの重要な意思決定をおこなう。
意志力のリソースは有限であり、
少しでも余分な意思決定を減らしたいということである。
彼は、Apple創業者のスティーブ·ジョブズ氏やオバマ大統領の例を挙げて、
無駄なことに使う意志力を使わないようにして、
するべき仕事に全力を尽くせる環境に身を置くための
一つの方法といえる。
意思決定の取捨選択は、最善の仕事をするための1つの習慣になる。
例えば、
・一週間のファッションパターンを決めておく。
・曜日別に朝食のパターンを決めておく。
・一日の中でメールチェック・返信の時刻を決めておく。
このような習慣を身につけることは、
意思決定のパフォーマンスを向上させるために有効である。