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集中力を鍛える

集中力を鍛えるためには、特別な訓練は不要である。
次の2つを心がけるのがよい。

1.不要なモノを捨てる

集中力が出ないのは、
不要なモノがそばにたくさんあって、気持ちが落ち着かないからである。

身の回りをスッキリすれば、
仕事に取り掛かるまでの時間を短縮できる。

同じ作業をする場合でも、
ダラダラ作業しているときの半分の時間で終わらせることができる。

作業スピードも上がるので、
やりたいことを「すぐやる」という癖もつく。

頭の中が整理されて、作業の優先順がつけられるようになり、
効率の良い方法を考える余裕も生まれる。

2.好きなことをする

私たちは、好きなことにチャレンジするときに、
集中しなければならない、と意識しているだろうか。

たぶん意識していないはず。

好きなことをするとき、自然と集中力が出るのである。

好きなことや楽しんでいるときには、脳からアルファ波が発生する。
集中しているときにもアルファ波が多く発生している。

アルファ波は、心身がリラックスしているときに発生するのである。

逆に、嫌なこと、苦痛なことや集中できていないときは、
ベータ波が多く発生している。

アルファ波が発生している状態の中で、
目的が達成できている状態をイメージしてその状態を満喫する。

イメージングで結果を先取りした喜びに浸りつづけていると、
すぐ行動したいというモチベーションにもなる。

好きなことなら、自分から進んでやる自主性が出るので、
やる気を出すことができるのである。

集中するために、まずこの2つのことから始めてみよう。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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