リーダー、管理者になったときに、まずやるべきことは、
自分自身をしっかり見つめ直すことである。
必要なスキルは、当然身に付けなければならない。
同様に大切なのは、自分のスタイルを持つことである。
スキルは、学ぶことで身に付くが、
スタイルは、一人ひとり異なる。
優劣や正解もない。
オンリーワンであるともいえる。
スキルは外部から自分の中に取り込むもので、
スタイルは、自分自身に最初から備わっているものである。
でも、自分のスタイルを見い出だすのは簡単なことではない。
自分のスタイルを見つけるには、
まず「自分自身をさらけ出す」作業が必要になる。
しかし、得てして、「自分にはこれができるし、あれもできる」と、
スキル面ばかりにとらわれがちである。
自分のスタイルを探すためには、
「自分の良いところを出そう」というのではなく、
「自分は一体何にこだわっていて、何が好きで、何が嫌いなのか」
を見つめる必要がある。
「自分は何が好きで、何が嫌いか」
と聞かれて、すぐに思いつくだろうか?
実は、自分自身が、自分のことについてあまり分かっていない。
自分の本質を知るために、
「これまで何をしてきたか」
という行動面から自分を振り返ってみてほしい。
自分のスタイルを持っていれば、
逆境になったときでも、自分を信じて、力が発揮できるようになる。