私たちは、毎日行っている選択を「意思決定」だと思っているが、
と述べている。
朝起きたら水を飲む…
寝る前には歯を磨く…
習慣化された行動は、ほぼ無意識のうちに実行される。
習慣は、次の3つの段階を経て生まれてくる。
1.きっかけ:日常生活の中で与えられる何らかの合図
2.ルーチン:与えられた合図に応じて起こす習慣的行動
3.報酬:最後に手にするもの
「きっかけ→ルーチン→報酬」は、習慣のループと呼ばれている。
悪い習慣をなくしたいなら、
同じ報酬を得られる良い習慣に置き換える必要がある。
仕事の後に、いつも職場の仲間を誘って飲みに行くのが習慣だとする。
その場合、習慣のループは以下。
もし仲間と飲みにいくのを止めてしまって、
代わりに何もしなければ、ただ喜びをひとつ失っただけになってしまう。
喜びを取り去るのではなく、
ルーチン(お酒を飲む)だけを変える。
きっかけ(仕事で疲れた)と報酬(仲間との交流、気分転換)はそのまま残す。
すなわち、習慣のループのうち、
お酒を飲みにいく代わりに、仲間と一緒にできる何か別のことをする。
ランニング、趣味のサークル活動、勉強会…
お酒と同じように、
自分の習慣のループに着目して、
ルーチンを変えることで望ましい習慣に変えていきたい。