インターネットの発達により、
情報収集は信じられないほど容易になった。
しかし一方で情報が多すぎる弊害もある。
納得いくまで調べようとするとキリがなく、
ネット上の情報は玉石混交。
自分で有益な情報を取捨選択しなければならない。
ネットで調べものをする前には、
あらかじめ自分で結論を考えてみることが重要。
仮説を立てて、その仮説を裏付ける根拠探しをするのである。
仮説を立てるためには、普段から好奇心や問題意識を持って情報を集め、
「そこから何が言えるか」を自問する習慣をつけることが必要である。
仮説が間違っていることが分かったら、そこで軌道修正する。
新たな仮説をもとに検証を繰り返していくことで、
より精度の高い結論を導くことが可能となる。
提案書の作成やプレゼンテーションにおいても、
仮説を立てずに、情報の収集や分析、資料の作成に時間を費やしてしまうと、
相手の共感を得られるような状態まで至らないこともあるだろう。
また、問題が発生するたびに検索して答えを探すクセがついてしまうと、
類似したケースがなければ解決できなくなってしまう。
情報収集においては、最初に仮説を立ててから材料を集める。
結論をイメージしながら仮説を持って、ストーリーを描く。
このプロセスをぜひ身につけていきたい。