ポータブルスキルとは、
持ち運び可能な、仕事をする上で重要な能力である。
その人自身に備わっている能力なので、自由に持ち運ぶことができ、
たとえ別の業種、職種に移ったとしても活用することが可能なスキルである。
ポータブルスキルは、以下3つで構成されている。
1.専門技術・知識
2.仕事のやり方
3.人との関わり方
「仕事のやり方」とは、成果をあげるために重要な以下の行動である。
(1)現状の把握
-コンスタントな情報収集、情報の評価・分析
(2)課題の設定
-問題意識に基づく課題設定
(3)計画の立案
-ゴールへの効果的なシナリオ、課題の優先順位付け
(4)計画の実行
-品質基準・納期の遵守、達成規準のクリア
(5)状況への対応
-結果責任を負う、状況変化への柔軟な対応
「人との関わり方」は、職務遂行上、特に重要な以下の行動である。
(1)社内対応
-上司・経営層に伝える、調整、支持獲得
(2)社外対応
-顧客、社外関係者に伝える、調整、合意
(3)部下マネジメント
-メンバーの動機づけ・育成・指導
ポータブルスキルを構成する要素は、
どれも仕事をする上では必要不可欠なものである。
課題を設定する場合、
どう情報収集すればより効果的な課題が設定できるのか…
より精度の高い分析をするにはどうすればいいのか…
常に「意識すること」が大切である。
しっかりと意識することにより、計画的にスキルを磨いていきたい。