人は命令されることを嫌う生き物である。
自分自身に対しても同じで、
命令するよりも「質問」の方がモチベーションを上げることができる。
やる気が出なかったり、気が乗らないときには、
自問式セルフトークが有効である。
イリノイ大学で行われた実験では、
簡単な課題に取り組む前に2つの行為をした。
Aチームには「私はやる」と自分に言い聞かせる…
Bチームには「自分もやるつもりはあるの?]と自分に問いかける…
その結果、Bチームの方がAチームに比べて50%も多く問題を解いたという。
人は命令されるのが嫌いである。
気分が乗らないときに「私はやる」と気合を入れると、
自分の中から否定する声が出てきてしまう。
逆に「やるつもりあるの?」と聞くことで、
何が行動を妨げるネックになっているのかが見えてくる。
例えば、会社に行きたくないとき、
服を着替えるつもりはあるの?
朝食を食べるつもりはあるの?
新聞を読むつもりあるの?
一つひとつ自分の中で問いかけることで、
気乗りしないポイントがどこにあるかが見えてくる。
すると行動につながるヒントになる。
気が乗らないとき、新しいことに挑戦するときには、
自分に対して「やるつもりはある?」と問いかけてみよう。