人は誰でも、自信をもって行動したいとも思っているはず。
でも、自分と他人を比較したとき、
自分の弱さや欠点など劣っている点ばかり見てしまい、
落ち込んでしまうことはないだろうか?
自分の成長が頭打ちだと感じたり、自分に自信を持ちたいときには、
他人と比べるのではなく、過去の自分と比べるように、
評価のやり方を変えてみよう。
ある実験で、学生たちにテストを解いてもらった。
Aチームには事前に「他の学生と比較して評価する」と伝え、
Bチームには、「あなたの成績の上がり具合を基準にして評価する」と伝えた。
その結果、Bチームは成績が大きく伸びて、
さらに「テストが楽しかった」という声も多く出たという。
人は、他人と比較するよりも
自分の成長度合いによって評価されるほうが努力しやすい。
チームで良い成果を上げる…
上司に評価される…
お客様に満足していただく…
など、「人からどう思われたいか」を目標にすることも大切だが、
それらは、必ずしも自分でコントロールできるものではない。
評価を落とさないレベルで満足してしまいがちであり、
長期的視点で見ると、ストレスにもなりえる。
「自分がどうしたいか」を目的にすることで、モチベーションを保つことができる。
そして「過去の自分」を評価基準にすれば、伸びを実感することができる。
例えば、
2年前に比べて、IT系に強くなった…
本業以外の人脈が広がった…
など、過去の自分と比べて何らかの進歩を確認できれば、自信につながる。
また、努力しようという意欲も強まる。
過去の自分と理想の姿の間に、今の自分がある。
今の自分を評価することで、また明日から頑張るエネルギーになる。