ちょっと無理のある企画書だが、上司の了解をもらいたい…
このような場合、
企画書を完成させてから見せるのは、必ずしも最善ではない。
いきなり完成した企画書を見せられた上司は、
どうしても「足りないところ」を探そうとする。
足りないところがあれば、却下されてしまう可能性が高くなる。
これを防ぐためには、
企画作成の途中段階で、上司に指導を仰ぐことが大切である。
あえて細部まで完成する前に上司に見せて、
「この部分はどのようにすればよいか、教えていただけますか」
と意見を聞くようにすればよい。
人は皆「教えたがり」な生き物。
「教えてください」は、目上の人に対する殺し文句でもある。
「あなたのアイデアが必要」といわれると喜びを感じる。
上司の「自己重要感」が満たされることになる。
企画書の最終版には、上司のアドバイスをしっかり反映させる。
上司も自分が手を入れたものに対して「NO」を言うのは難しいもの。
上司は指導をした段階で「当事者」になっているのである。
さりげなく上司を巻き込めば、
上司が知らぬ間に「応援せざるを得ない」立場につけることができる。