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手帳とスマホを使い分ける

スケジュール管理のための道具として「手帳」と「スマホ」がある。
どちらにもメリットがある。
どう使い分けるのがよいのだろうか。

手帳のメリット、スマホのメリットは、以下のとおりである。

◇手帳の方が便利なこと

1.1日、1週間の予定全体、空き時間をひと目で把握できる

予定を考えるときには、

所要時間や場所も合わせて考えると時間が有効活用できる。

 

手帳は、所要時間と予定を簡単に記入できる。

1日や1週間の流れや使える時間の量を把握するには、手帳の方が便利。

2.予定の詳細確認や追加がしやすい

手帳は余白がある。

ここにスケジュールに紐づけされたさまざまな事柄を記入できる。

関連することをすぐにメモ書きできることはとても重要である。

一日の反省など、振り返りをする目的で使うこともできる。

3.予定の重要度の高さ低さが見分けやすい

手帳は、自分でルールを工夫して使えることが大きな魅力である。

 

例えば、予定の種類や重要度によってペンの色を変えてみたり、

自分なりに視覚的に見やすくして書くことができる。
保留の予定があれば、付箋に書いて手帳に貼っておくのもよい。

 

◇スマホの方が便利なこと

1.他の人と同じ予定を共有できる

スマホアプリのカレンダーの場合、
入力したものをパソコンと同期したり、他の人と共有できる。

 

例えば、「Googleカレンダー」は、

複数人でカレンダーを共有して、スケジュールを書き込める。

検索機能を使えば、過去の予定を簡単に探せる。  

2.初めて訪れる場所へのルート検索ができる

乗り換えアプリのカレンダー同期機能を利用すれば、
簡単に乗り継ぎの詳細を予定として組み込むことが可能である。

例えば、待ち合わせ場所の住所を「Googleカレンダー」の場所の項目に入力しておけば、

予定を開いて住所をタップするだけで、Googleマップを表示できる。
移動しながらでも、すぐに地図をチェックできる。

3.食事のカロリーや運動量など日々の記録ができる

スマホには記録の積算機能やGPS、通信などの機能が備わっている。
食事のカロリーやランニングルート、運動量などを記録するのも手軽にできる。
手帳とスマホ、それぞれ独自の優れている点がたくさんあるので、
どちらかだけが良いというわけではない。
2つを併用して、それぞれの良い部分をうまくに使いたい。

 

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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