お礼の言葉は、
どうしても「ありがとうございます」一辺倒のなりがちである。
会話やメールの中に、何回も「ありがとうございます」が続くと、
型式的になったり、しつこく感じてしまう。
感謝を伝えるための別の言いまわしをご紹介する
1.おかげさまで助かりました
「おかげさま」+「助かりました」のダブルで感謝を示すことができる。
言われた相手は「人助け」をした気分になり、心地良く感じる。
2.恩に着ます
親切にしたもらった後だけでなく、
親切にしてもらう前にも使える便利なフレーズである。
言われた相手は「ひと肌ぬごう」という気持ちになるもの。
3.心から感謝しています
「心から」と言う言葉が入ることにより、
より深くより温かい感謝の気持ちを伝えることができる。
4.何とお礼を申し上げればよいか…
厚い感謝の念を伝えることができる。
後ろに「今の気持ち」を付け加えるとさらに効果的。
「なんとお礼を申し上げればよいか、感謝の念にたえません」
5.頭が下がる思いです
継続的にお世話になっている相手に使うのがふさわしい。
言われた相手は「もっと頑張ろう!」というエネルギーが湧いてくる。
感謝の気持ちを伝えるとき、言葉と同じぐらい大切なのが、
表情、身振り、手振りである。
1.表情
無表情で話すと、感謝の言葉がウソっぽく聞こえてしまう。
できるだけ、顔の筋肉を使うように意識する。
2.身振り
おじぎは、深ければ深いほど感謝の気持ちが伝わる。
15度のおじぎと45度のおじぎでは、相手に与える印象が全く異なる。
3.手振り
片手を胸にあてて話すと気持ちが伝わりやすくなる。
また相手の二の腕や両手を握りながら話すと、
より効果的に感謝の気持ちを伝えられる。
「ありがとう」の言葉だけでは伝わらなかった感謝の気持ちも、
言葉に変化をつけることで、相手の心に届けることができる。