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効果的なお礼の伝え方

お礼の言葉は、
どうしても「ありがとうございます」一辺倒のなりがちである。

会話やメールの中に、何回も「ありがとうございます」が続くと、

型式的になったり、しつこく感じてしまう。

感謝を伝えるための別の言いまわしをご紹介する

1.おかげさまで助かりました

「おかげさま」+「助かりました」のダブルで感謝を示すことができる。
言われた相手は「人助け」をした気分になり、心地良く感じる。

2.恩に着ます

親切にしたもらった後だけでなく、

親切にしてもらう前にも使える便利なフレーズである。

言われた相手は「ひと肌ぬごう」という気持ちになるもの。

3.心から感謝しています

「心から」と言う言葉が入ることにより、

より深くより温かい感謝の気持ちを伝えることができる。

4.何とお礼を申し上げればよいか…

厚い感謝の念を伝えることができる。
後ろに「今の気持ち」を付け加えるとさらに効果的。

「なんとお礼を申し上げればよいか、感謝の念にたえません」

5.頭が下がる思いです

継続的にお世話になっている相手に使うのがふさわしい。

言われた相手は「もっと頑張ろう!」というエネルギーが湧いてくる。

感謝の気持ちを伝えるとき、言葉と同じぐらい大切なのが、
表情、身振り、手振りである。

1.表情

無表情で話すと、感謝の言葉がウソっぽく聞こえてしまう。

できるだけ、顔の筋肉を使うように意識する。

2.身振り

おじぎは、深ければ深いほど感謝の気持ちが伝わる。
15度のおじぎと45度のおじぎでは、相手に与える印象が全く異なる。

3.手振り

片手を胸にあてて話すと気持ちが伝わりやすくなる。
また相手の二の腕や両手を握りながら話すと、
より効果的に感謝の気持ちを伝えられる。

「ありがとう」の言葉だけでは伝わらなかった感謝の気持ちも、
言葉に変化をつけることで、相手の心に届けることができる。

責任者プロフィール
竹村孝宏

中小企業診断士、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー。大阪市立大学商学部卒業、豪州ボンド大学大学院経営学修士課程(MBA)修了。
㈱デンソーで企画、営業、人事、中国上海駐在を経験、「低コストプロジェクト」で社長賞を受賞するなど活躍した後、独立。現場での多くの経験をベースにした実践的コミュニケーション、モチベーションアップを軸としたプログラムを提供している。日経クロステックに連載中。著書は、「仕事が速い人は何をしているのか?ビジネスフレームワーク活用法」(セルバ出版)
「30代リーダーのための聞く技術・伝える技術」(中経出版)等、多数。

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