人生は選択の連続である。
人は、朝起きてから夜寝るまで無数の選択をしている。
選択力には次の3つの力がある。
1. 選択肢を分析・判断する力
2. 選択肢をつくり出す力
3. 選択を正解にする力
1. 選択肢を分析・判断する力
目の前にある選択肢のどれが最善かを決めたり、優先順位をつける力である。
情報を集める、
違った視点から見る、
本質を洞察する、
人に助言を求める、
などの力が問われる。
例えば、就職活動でA社とB社の面接が重なってしまったとき、
どちらの会社に行くかをさまざまな角度から考えて判断するような場合である。
2. 選択肢をつくり出す力
選択肢を増やしたり、呼び寄せる力である。
簡単にそろう選択肢、
受け身で与えられる選択肢、
既存の枠にはまった選択肢、
そこから何かを選ぶのはそれほど難しくはない。
しかしそれで解決できないときは、新たな選択肢をつくり出す必要がある。
例えば、大きな仕事、未知の仕事を任されたとき、
既存の選択肢では歯が立たない状況になる。
そのときに、
既存にないやり方を生み出せるか…
気づかなかった新しい発想を提案できるか…
そのようにして、自分の中に選択肢を増やしていくことが大切である。
選択肢をつくり出す過程で、状況打開の道筋が見えてくる場合もある。
3. 選択を正解にする力
自分が選んだ道をその後の努力で「正しかった」と思える状況をつくる力である。
選択は、その時点では正しいのか正しくないのか、わからないもの。
それを事後に、自分が納得できる形に持っていくのも大切な力である。
粘り強く自分の未来をつくっていく力ともいえる。