ソフトバンクグループ孫社長のおなじみのフレーズといえば、
「やりましょう」だ。
ツイッターのフォロワーから寄せられる要望に対して、
「やりましょう」と返答する。
お客様の意見をしっかり取り入れようとする試みである。
返答したお客様のご要望については、
その対応状況をインターネット上で公開している。
実施を決定したことについては、担当役員が責任を持って実行していく。
トップが、「やりましょう」と宣言すると、後には引けなくなる。
結果的に、「やるしかなくなる」という状態になる。
ソフトバンク社内や関係取引先などで、大騒ぎになることも多いそうだ。
勝負するためには、このように腹をくくるために宣言することは大切である。
まだ混沌としている状態の中では、自ら宣言することで先陣を切る。
すると、自分がルールやプレイヤーを決める主導権を得ることもできる。
自ら、「やります!」と、声を上げてみよう。
まず宣言する。
それに合わせて、人・物・金などビジネスに必要なものを集める。
自分で宣言したからには、やれないなんて言いたくない、
途中で諦めるのもかっこ悪い、
となるので、どんどん口に出すことだ。
何もしないで、今のまま同じことをしていれば、非難も批判もない。
おとなしくしていれば、平穏でいれるのかもしれない。
しかし、それはつまらない。
宣言することで、自分へのコミットになる。
そして、行動し続ければ、
たいていのことは、「できる」、「できた」に変わっていくはずだ。