仕事をしていると、いつも
「失敗したらどうしよう」
と不安を感じてしまう人がいる。
でも一方で、どんなに過酷な状況でも、活き活きと仕事をしている人もいる。
その違いは、
不安の原因であるリスクをきっちりコントロールできているかどうか、
である。
リスクをコントロール出来るようになると、
仕事はもっと楽しくなる。
一流の経営者は、数字に強いといわれる。
数字というのは客観的事実である。
目標値と実績値の差異を分析することで、日々の業務が改善されていく。
当然、事実を突きつけられるのは当然厳しい。
でも、日々の数字を素直に受け入れて改善していく。
これがリスクヘッジとなる。
ソフトバンクグループ孫社長の場合は、
「戦略を1000パターン考えろ」
という指示を出すという。
楽観・普通・悲観と3パターン程度の計画書を持っていくと、
厳しく叱られるという。
1000パターンを考えようとすうると、
あらゆる前提条件を変えて、さまざまな展開を考えなければならない。
とことん考え抜いてあらゆるパターンを出す。
事実の裏にある隠れたリスクまで、すべて引っ張り出す。
すると、アイデアが量から質へ転化していく。
思考を突き詰めていって、戦略を練る。
そうすれば、リスクをコントロールすることで不安を解消し、
強い戦略をつくることができる。