リフレーミングとは、コミュニケーション心理学NLPの考え方で、
視点を変える、
物事を見る枠組み(フレーム)を変えて、別の枠組みで見直す、
という意味である。
たとえば・・・
口下手 → 聞き上手
飽きっぽい → 好奇心旺盛
意志が弱い → 柔軟性がある
計画性がない → 臨機応変
暗い → 落ち着いている
こだわる → 信念が強い
太り気味 → 貫禄がある
などのように、どんな物事でも、見方を変えると前向きな面が必ずある。
まず、問題やトラブルという事実を受け止める。
物事の見方を変えて、肯定的な意味や価値を見出して相手に伝える。
そうすることで、
「どんな状況でも、肯定的な側面がある」
ということに気づけば、問題を成長の種に変えることができる。
視点を変えるための言葉のかけ方には、2つの方法がある。
例えば、こんな場合。
いつも元気のいい部下が、大切なプレゼンテーションで、
調子に乗りすぎて、お客を怒らせてしまった。
失敗して、落ち込んでいる・・・
1つ目は、他に役立つ状況を考えるということである。
「元気よく調子づいて話す」ということは、他に役立つ場面がある。
たとえば、お客さんを接待するときなら、すごく盛り上がったはずだ。
2つ目には、他にどんなプラスの意味や価値があるかを考えること。
この場合、部下に対しては、次のような声かけができる。
「お客さまに、熱意は十分伝わっていたよ」
「そのくやしい体験が、次の成功につながるはずだ」
見方を変えて前向きな言葉を考える「きっかけ言葉」として、
「おかげで」、「だからこそ」を使う方法もよい。
「(相手の置かれているネガティブな状況)のおかげで~」
「(相手が置かれているネガティブな状況)だからこそ~」
ネガティブな環境の中でも、視点を変え、枠組みを見直して、
肯定的な言葉をかけてみてほしい。